カードローンの返済|元利均等と元金均等はどちらがいい?

2015年07月13日 16時20分

カードローンの返済方式は数種類ありますが、現在主流となっているのは「リボルビング方式」です。「リボルビング方式」とは、借入残高に対して毎月一定額を返済していく方式で、借入限度額内であれば何回借入れをしても返済額が一定になる返済方式です。実際には、ここに「残高スライド方式」というのが加わり、10万円までは5,000円・20万円までは7,000円などのように借入残高に応じて最低返済額が決められているのが一般的で(残高スライドリボルビング方式)総称して、「リボ」「リボ払い」まれに「フレックス方式」などと呼ばれています。
ちなみに、リボルビング方式に対して「分割払い」がありますが、分割払いは、あらかじめ支払い回数を決めて、元金と利息を足した金額を支払い回数で割って毎月返済していくという方式です。毎月の返済額もほぼ一定で支払い回数も決まっているため、返済の計画が把握しやすいメリットがある反面、重複して借入れをすると毎月の返済負担が重くなるデメリットを持っています。
リボルビング方式には、「元利均等(定額)払い」と「元金均等(定額)払い」があり、元利均等は、返済額の中に元金と利息が含まれており、文字どおり「定額」(実際は借入額に応じて返済額が変化しますが)を毎月支払う方式です。元金均等は、定額の元金に利息をプラスした額を支払う方式です。
仮に10万円を実質年利10%で借りたとします。利息の計算は「借入残高(10万円)×年利(10%)=1万円(1年間の金利)・1万円÷365日×30日=約821円(1回目の金利)」となります。(小数点以下切捨て)
元利均等払いで1万円を毎月返済すると、1万円-821円=9,179円が元金の返済にあてられ、821円が利息の支払いにあてられます。
翌月以降も同様に返済していくと
 

10万円-9,179円=90,821円(1回目返済後の借入残高)×10%÷365×30=746円
1万円-746円=9,254円
90,881円-9,254円=81,627円(2回目返済後の借入残高)



支払い回数が11回で利息合計は4,846円となり、総支払額が104,846円になります。



同じように元金均等払いを計算すると、初回の利息額は変わりませんが、元金1万円に利息をプラスして返済しますから、1回目の返済後の借入残高は9万円になります。
 

2回目:9万円×10%÷365日×30日=739円(利息)で、2回目の返済は10,739円になります。



支払い回数10回で利息合計4,575円となり、総支払額は104,575円となります。


2つを比べると、元利金等払いの方が元金均等払いよりも271円だけ総支払額が多くなりました。実質年利や借入残高が多くなるほど、この差も広がっていきます。10万円・20万円程度の違いでは、さほど大きな差は出ませんが、100万円・200万円と高額になるにしたがって、バカにできないくらいの差が出ますから、カードローンを考えている方は、返済方式を充分考慮したほうがいいでしょう。

付け加えると、元利均等払いは返済金額が一定で毎月の負担が軽めであるというメリットがある反面、元金の減り方が遅いので支払い回数や支払い総額が増えてしまうというデメリットがあり、元金均等払いは元金が一定割合で減っていくので、返済回数が把握しやすいことと返済回数が比較的少なくてすむメリットがありますが、ある程度返済が進むまでは、金利の分だけ返済の負担が重くなるデメリットがあります。

いちがいにどちらが得(本来は借金をしている時点で損をしているのですが)とは言えませんが、月々の負担を軽くしたいなら「元利均等払い」を、返済回数を少なくしたい、出来るだけ金利を払いたくないという人は「元金均等払い」を選択するのがいいでしょう。