審査は消費者金融に丸投げする、銀行ローン

2015年07月13日 16時22分

消費者金融と提携しているメガバンクのローンについて、その審査の実態とは?
三菱東京UFJ銀行の「バンクイック」、「三井住友銀行カードローン」という2種類の商品をご存知でしょうか。
最近盛んにテレビCMが放映されているので、名前だけ知っている方も多いのではないでしょう。

実はこのローン商品、銀行の名を冠してはいるものの、審査は保証会社としての立場にある、消費者金融が行っています。
じゃあ消費者金融のキャッシングとどこが違うんだよ!と思われる方もいるかもしれませんが、あくまで消費者金融は提携先なわけで、
それが表に出てくる(名前を冠す)ことはありません。ただし、借り入れにかかる審査は、提携先の消費者金融が行います。
消費者金融が行う審査であるわけで、いままでの銀行ローンよりも比べ物にならないほど基準が低く、借入しやすい商品として次第に浸透しつつあります。
以前の銀行の審査基準では本人の勤務形態、年収、居住形態など、非常に細かい基準を用いて貸し出しに足りる人物かどうかを慎重に選んでいました。
実際に貸し出されるローンの額も低めに抑えられていたわけです。

ところが消費者金融の参入により、家族構成、固定電話の有無、勤務先での勤務実態、
この3つが確認できれば、貸し付けを行うようになったのです。
他社での借入があればそれをまとめローンとして提案し、自社の貸付額を増やして儲けを得るという戦略も取るようで、
なりふり構わず収益に走るメガバンクの実態が見え隠れしています。

審査の流れとしては通常のキャッシングと変わることがなく、
まず日本信用情報機構に借入希望者の与信情報の開示請求を行い、
その結果をみて融資額を算出。
もしも延滞が多かったり、債務整理、自己破産などの手続きを行っている人以外、
問題なく審査を通過します。

ここから、本人確認の電話と勤務先への在籍確認が行われたのち、融資が行われます。
金額が50万円以上、もしくは他社借入含めた借入額が100万円以上になる場合、
収入証明書の提出が必要となります。

今の風潮として、こうしたメガバンクの消費者金融系ローンは、とにかく借入顧客を増やしたくて仕方がないようです。
そのため審査基準も甘いですし、源泉徴収票に不備があったとしてもそれを不問として審査に通してしまうという現場の実態もあります。
自営業者に関しては100万円を超える融資に対して、収入証明書として、確定申告書の写し、もしくは納税証明書の提出を求められるので事前に役所に行って用意しておく必要があります。